美味しい笑顔が広がる幸せ ~無添加お漬物の安心物語~

美味しい笑顔が広がる幸せ~無添加手作り漬物の安心物語~

生産者 : 那須さん
場所 : 宮崎県西臼杵郡高千穂町

周りの人達の笑顔を見たくて作り始めた手作りのお漬物。
完全無添加、手作りお漬物だけを作り続ける那須さんご夫婦にお話を聞いてきました。


日本の原風景でつくられる完全手作り【無添加お漬物】

 
子供の頃は、そんなにも気にしていなかったが、田舎のおじいちゃんやおばあちゃんの家に食卓に、何気なくいつもあげられているものがある。
それは、ずっと前から知っているような、ぬくもりのある味。
そんな味を提供しているのが、宮崎県高千穂町にある「ひやくしようや」だ。
山懐に抱かれた、小高い丘の上に佇むアットホームな雰囲気のお漬物やさん。周りには、椎茸や生姜、山椒の実などを栽培している自家菜園。
そして、山の頂には、郷愁をそそる棚田がある。まさに山間地の原風景を思わせる。このお店の切り盛りするのが、那須さんご夫婦。

有機や低農薬の野菜、そして自家菜園の薬味が笑顔を作る。

 
「家内が料理好きでね。
野菜を人からよく頂いたときにそれを調理したり、保存用として漬物にして、お返しをしていたんです。
次第に皆さんから美味しい美味しいと言われるようになって・・・
じゃあもっと多くの人に喜んでもらいたいから、商品にしてみようか!? と思い立って始めたのがこの漬け物屋なんです。」
この店のこだわりは、国産の新鮮な素材だけを使い、無添加で作ること。
決して日持ちはしないけれど、保存料を一切使わないのは、「安心でないものは作りたくないから」というお二人の信念だ。
また、野菜は採れたての新鮮なものを吟味する。地元産のできるだけ有機や低農薬の野菜、そして自家菜園で採れる唐辛子や山椒の実、椎茸などの素材をふんだんに使うことを重視している。
野菜そのものが新鮮で美味しければ、科学的な味付けや添加物に頼る必要は本当は無いと言う事。

試行錯誤でよりよい味を求めて

 
大根や牛蒡、唐辛子などの手作りのお漬け物は店内の横に、樽の中で保管されている。
「納得する味になるまで、試行錯誤の連続で漬け物を作ってきました。今もまだまだ修行の身ですけれどもね。
失敗したときは、漬けていた樽ごと山に捨てたこともありました。
あれは、本当に悲しかったですし、悔しかったですね。でも失敗を重ねる事によって、徐々に満足できるものが生まれるようになりました。」と笑顔で話す那須さんご夫婦。

素材ひとつひとつを手洗いし、素材が喜ぶ味にする

 
今年で10年目を迎えた「ひやくしようや」。
口コミでその美味しさは広がり、今では地域を越えて県内でもその名が知られるようになった。
お客さんに喜ばれる味を全て手作業で作り続けるためには、夫婦だけでは人手が足りず、お嫁さんや近所の人達に作業を手伝ってもらう。
常に掃除が行き届いた作業場のキッチンでは、大根や牛蒡(ゴボウ)などの野菜を丁寧に下処理する
一本一本を布で拭きあげ、表皮に隠れた汚れを丁寧に落とし、小さな根なども手で取り除く。

一つ一つの作業にものすごく時間をかける念の入れよう。こんな所にも機械では作り出せない、人を笑顔にする味の秘密があるのかも知れない。

手間ひまかけて作る喜び

 
そんな手間と暇を惜しまないのは、「このお漬け物を食べてくれる家族やお客さんの笑顔が見たいから」と話す奥様。
たくましさの中に優しさがにじみ出る。
古今東西、日本国内には、家庭のもの、地域のものと、何千何万もの漬け物が作られてきた。
しかし時代とともに、手作りの、しかもこだわりのものは少なくなってきている。
懐かしさ、温かさを感じるこの「ひやくしようや」の漬け物の美味しさは、息の合ったご夫婦、家族の絆が成せる技なのかもしれない。

今の時代、外国産原料の野菜を使った漬物が多く、伝統的な日本のお漬物は減ってきています。しかし日本の四季を感じながら、手軽に食べられる伝統食品「お漬物」をご飯と一緒に食べる喜びを味わえるのも、日本人ならではの感性。

皆さんも、今晩のおかずに、「伝統食品 お漬物」如何でしょうか。

那須さんの手作り無添加 お漬物

 
 

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オーガニックな野菜作りは子育てと同じ~オーガニック野菜 安心の物語~

オーガニックな野菜作りは子育てと同じ~オーガニック野菜安心の物語~

生産者 : 萩原さん
場所 : 宮崎県宮崎市高岡町

30年以上前から、有機オーガニック農法を始めた萩原さん一家。
みかん農家を辞め、オーガニック栽培を始めた理由と、自然と共存するオーガニック野菜にかける思いを教えていただきました。


自然のままに・・・子供を育てるように

 
緑豊かな山の中で、自然の力そのままに、エネルギーに満ちた野菜を作る家族がいます。 小道を登ると、そこは辺り一面、野菜畑、輝く太陽そして青い空。 野球場がいくつ作れるだろう・・・というほど、広い敷地には、20~30種類の野菜が四季折々に作られている。

有機野菜を作ろう・・・そう決めたのは

 
季節は6月始め。萩原農園の野菜たちは大地に力強く根を張り、空を目指して健やかに成長していた。
かぼちゃ畑ではつるとつるの間から、大きく実ったかぼちゃが顔をのぞかせ、オクラや茄子、ゴーヤがそれぞれにきれいな花を咲かせていた。
「この黄色いゴーヤの花、きれいでしょ?この花の付け根にゴーヤがなるとよ~。まだちっちゃいけどね!大きくなるまで、あと2週間くらいかな?」とわが子を見るようなまなざしで、ゴーヤを見つめる萩原さんの奥さま。

今から30年以上前に、有機農法で作っていこうと提案したのが、この奥様だ。それ以来、ご主人、息子さん夫婦、みんなで力を合わせて、野菜を作ってきた。
昔は、この辺り一帯、みかん農家ばかりだった。萩原さんも以前はみかん農家。現在は少子化で子供の数は少なくなったが、当時、近所にたくさんの子供がいた。しかし、なぜだか、体に障害を持った子が多かった。萩原さんの子供さんも例外ではなく、間接系の病気で「このままでは動けなくなるかもしれない。」
「食事を見直す必要がある。」と医者に言われた。それから、有機農法での野菜作りが始まった。

5・6年かけて土をつくる

 
「最初の頃はね、もう本当に、野菜のノウハウをまったく知らなくてね。野菜の種類さえもね!ほう周りに有機栽培をしているところが無かったからね、自分たちでやるしかない。土作りには、最低5・6年はかかるっちゃけど、始めは、土を分析して野菜を作っては、再び土を分析して、その連続やった。」

オーガニックな土でよいオーガニック野菜を作る

 
今では、おくら・かぼちゃ・ゴーヤ・さつまいも・大根・にんにくなど20~30種の野菜を栽培されている。「野菜によって土の好みが違うから、毎回、野菜を作る度に土の管理を徹底的にする。
それから大切なのは、土に含まれる成分の微妙なバランス。三大要素のちっ素・リン酸・カリウムそしてミネラルなどの微量要素が、バランスよく含まれているといい土が出来る。
石灰をまいて、土がなじみ、堆肥を入れて野菜の種をまくまで1ヶ月かかる。冬場は2ヶ月くらいかかるかな。」ふわふわっと素足で歩けるほどやわらかい土。

その土を作る自家製堆肥には、有機野菜を食べて育った牛や豚の堆肥、そして炭などが配合され、かすかに甘酒のような匂いがする。試行錯誤の末のオリジナル堆肥や一筋縄ではいかない野菜の栽培方法。長年の経験と知恵でここまで辿り着くまでに色んな困難があった。

美味しい野菜を子供達、そしてみんなのために

 
宮崎には、よく台風が接近し、災害を被ることがしばしばある。「かぼちゃが明日収穫だってときに、大きな台風が来て、畑が浸水して、かぼちゃが全滅したこともある。何十トンというかぼちゃを捨てたよ。自然災害やから仕方ないって割り切るしかないもんね。
それから、20年くらい前かな?週に1回のペースで台風がきたことがあって、大根を植えては台風、植えては台風で全然育たなくてね。

       サンサンと輝く太陽、新鮮な空気、きれいな水、ふかふかの土壌・・・。こんな好条件で自らが自然循環の一部となり、ストレスフリーに育った萩原農園の野菜たち。自然の恵みをいっぱい受け、じっくり、ゆっくり育てられたかぼちゃやゴーヤが、もうすぐ収穫を迎える。

萩原さんの有機JAS認定 オーガニック野菜

 
 

【有機JAS】オーガニック旬野菜セット

価格: 2,300円(税込)

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オーガニックとは楽しむもの ~オーガニックティー安心の物語~

オーガニックとは楽しむもの ~オーガニックティー安心の物語~

生産者 : 宮崎亮さん(宮崎茶房)
場所 : 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町

家族経営とは思えない、綺麗なお茶畑でオーガニック(ハーブ)ティーを生産されている宮崎さん一家。
有機栽培が市民権を得る20年以上前から有機栽培に取り組まれた理由を教えていただきました。


オーガニックな茶畑で作られた、有機茶で「天皇杯」を受賞

 
宮崎県五ヶ瀬町で、20年間以上農薬や化学肥料を使わない有機栽培によるお茶つくりを行っている宮崎さん。家族でつくるオーがニックなお茶は、農林水産大臣賞の中からさらに選び抜かれた「天皇杯」を受賞しました。そんなお茶作りを行う宮崎さんにお茶への想いと、日々感じていることを伺いました。

家族が安心して飲めるお茶を作りたかった。

 
オーガニック栽培をはじめようと思ったきっかけは、同じ様にお茶の栽培をしていた知人が農薬で身体を壊し、農薬の危険性を思い知った為。
「こんな悲しい思いをするのだったら、農薬や、化学肥料に頼らないでもおいしく育つお茶をつくりたい」そんな想いから。
「お茶は洗わずに加工され、直接みなさんの口に入るものです。直接口に入れるものだからこそ、本当に安全な物を提供したいと思いました・・・」

今でこそ、市民権を得てきている「オーガニック(有機)栽培」 しかし、今から20年前にお茶の有機栽培を始めた頃は「農薬も化学肥料も使わないで、美味しいお茶を作れる訳がない」 と、同業者の方からも理解は得られませんでした。
さらに消費者の方達の中でも、「無農薬などの農産物は、美味しくない」というイメージが強い状態。
そんな状況の中でも、「生産する自分たちも、それを飲む家族や周りの人たちにも安心なものを作りたい。」 その想いが変わることはありませんでした。

天空のお茶畑

 
このオーガニックなお茶畑は、夕日がとてもきれいな町としても有名な宮崎県の県北五ヶ瀬町にある。標高600メートルから700メートルの山合いに位置するこの茶畑はまさに「天空のお茶畑」
南国宮崎といっても天空の茶畑では日夜の寒暖の差がはっきりとしている。その寒暖の差/適切な湿度など釜入り茶生産に適した場所がこの「天空のお茶畑」なのだ。
お茶畑に向かう途中、車の窓を開けると自然の香りがなんとも気持ちいい。虫も沢山鳴いている。夕暮れ時になると、「天空のお茶畑」は真っ赤な夕日に照らされる。自然のスポットライトを照らされているかのようなお茶畑は、とても神秘的。
↑夕暮れ時には、お茶畑の下から夕日が照らしてくれる。

「天皇杯」とは

 
一年に一度、農林水産省が農林水産業の技術および経営の向上、意欲の向上の目的で開催。
各種630部門の中から、「農林水産大臣賞」が選ばれ、それを受賞した個人や団体の中からさらに厳選され、農産、園芸、畜産、蚕糸、地域特産、林産、村づくりの7部門が選ばれる。そこから1部門に1作品、性質・内容が特に優れ、広く社会の賞賛に値するものに「天皇杯」の賞号が授与されます。
受賞は一団体/一個人に一度限りの受賞となり、宮崎さんが作るお茶畑から「みやざき有機紅茶」「特選 釜入り緑茶」「しょうがの紅茶」「有機釜入り茶」「ゆずの紅茶」など5作品が受賞しました。

※釜煎り茶とは、一般的に市販されている煎茶とは異なり、山茶特有の爽やかな香りと清涼感がある飲み口が特徴です。

楽しむオーガニック

 
「自然界の中では、予想もしていないような出来事が起こります。害虫被害や様々な病気・・・。雑草一つとっても、一つ一つ手で引き抜かなくちゃいかんとですし、、、でも、そんな時こそ家族や仲間みんなで力を合わせ、楽しみながら笑顔でお茶作りに向き合います。お茶の気持ちになり、土壌の気持ちになり。」
「決して農薬や化学肥料などの薬品に頼ることなく、おいしいお茶作りを今後も続けて行きたいと思っています。」そう言う宮崎さんの口調はとても穏やかでした。

大自然に囲まれた「天空のお茶畑」では、今日も宮崎さん達と、お茶や土や空気との会話が繰り返されています。

宮崎さんの有機JAS認定 オーガニックティー

 
 

【天皇杯受賞】有機JAS 有機特選釜入り茶

価格: 1,050円(税込)

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【天皇杯受賞】しょうがの紅茶

価格: 600円(税込)

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【有機JAS認定】有機緑茶ティーバッグ

価格: 600円(税込)

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ミツバチと共に4200キロの旅 ~はちみつ安心の物語~

ミツバチと共に4200キロの旅 ~はちみつ安心の物語~

生産者 : 西澤康全さん
場所 : 宮崎県宮崎市高岡町

明治時代より続く、転地養蜂のスタイルを貫く『蜂のスペシャリスト』
様々な困難を乗り越え、安心な純粋国産蜂蜜にかける情熱を支えるのは家族と仲間の力でした。


旅する養蜂マイスター

黄金色に輝く蜂蜜は、古代から人間にとって重要な食のひとつ。世の中が進展し、次々と合成物が生み出されても、養蜂に“近代化・大量生産”という言葉はない。

なぜなら、蜂蜜だけは、蜂にしか作れないからだ。

「人工甘味料」「輸入蜂蜜との混合」など、中には表示と異なる品質の蜂蜜も少なくない。また、国内で流通している蜂蜜の9割は輸入品といわれている。純粋な国産蜂蜜を見分けにくくなってきた今日、100年の伝統を守りながら、転地養蜂のスタイルを貫く『蜂のスペシャリスト』がいる。
冬は沖縄・宮崎、春は青森、そして夏は北海道へ、約4300キロもの距離を移動している養蜂家、西澤康全さんだ。“安心して口にできる品質、まじりっけなし、100%純国産の蜂蜜”を求めて・・・

純粋な国産蜂蜜を採取するのに手間ひまは省きたくない

昭和38年の蜂蜜貿易自由化以降、花の盛りを求めて季節ごとに移動する転地養蜂を続ける養蜂家の数は激減した。安い輸入蜂蜜の台頭で、国産蜂蜜の価格が下がり、経費のかかる移動型養蜂を続けていくことが困難になったからだ。ましてや、旅を続ける不安定な生活は、家族にとっても大きな負担。
「でも、今では楽なほうです。私が養蜂を始めた40年以上前はトラックもなく、リヤカーと貨物列車で移動しちょったからですね。顔はススだらけ、重い巣箱を抱えるのは重労働。でも親兄弟がやってるから、自然に蜂の仕事を続けるんだろうと思い、いつのまにかここまで来たんです。」
機械化する蜂蜜工場も増えるなか、あくまで西澤さんが昔ながらの手作りと移動にこだわり続ける理由とは何だろう。「安全でおいしい、純粋な100%国産蜂蜜を採取するには、手間ひまは省きたくないからですね。転地養蜂は、土地の確保だけでなく、環境の変化に敏感な蜂の移動など、大変手間のかかる様式。あえてこの方法を続けるのは、農薬など公害の心配が少ない手つかずの自然の中でしか養蜂はやれないから。

よい蜜をとるために

大量生産しない、機械に頼らない養蜂は、どれほどの手間ひまがかかるものなのか。20~40箱ほどを1グループにして点在させている巣箱は1日から3日ほどセットしておくそう。その間、放置するのではなく、マメに見回って蜂の動きや花の開花などを先読みする。その後、ようやく採蜜だ。まずは煙を起こした専用器具で巣箱のフタをあけて煙を送り込む。この煙一つとっても化学的なものは使わず、自然の煙で蜂の動きを鈍くするのだ。

「時間はかかりますが、人の手でやった方が無駄なく蜜が取れるんです。1匹の蜂が一生かけて集める蜂蜜は、わずかスプーン一杯。それを思うと、1滴たりとも無駄にしたくないんですわ。」採取された蜂蜜はあたためられ、ざっと不純物をこす。それを繰り返しするだけで、あとは余計なものを足すことも引くことも一切しない。これこそが、国産の純粋蜂蜜が出来上がる工程なのだ。

自然に泣かされ、熊に怯え、それでも養蜂を続ける理由

体に想像以上の負担を強いる重労働に加えて、養蜂は自然が相手の仕事。青森で長雨が続き、蜂が蜜を採取出来ずに弱っていったこと。記録的な大雨で川が氾濫し、川に流される巣箱を無我夢中ですくい集めたこと。北海道で熊に巣箱を荒らされたこと。重たい巣箱を運び続けてヘルニアに悩まされたこと。思わぬ事態に何度も見舞われた。「廃業」を考えたことも、一度や二度ではなかった。

そんな西澤養蜂場を支えたのは、長年共に働いてきたスタッフ達、そして、奥さん、息子さんたち家族。「自分が、会社があるのは家族やスタッフのおかげだ」と西澤さんは言う。「スタッフが笑顔で楽しみながら仕事をすることが、いい蜂蜜づくりにつながる」とスタッフ全員の誕生日を覚え、花束をプレゼントする習慣を続けているそうだ。スタッフ、家族とのその絆。これが、西澤さんのつくる蜂蜜の原点かもしれない。

健康志向が高まるなか、人気の蜂蜜などはあっという間に完売してしまうそう。「自然が相手で大量生産できないものだから、それも仕方ない。蜂蜜はどの花から採取したかによって、色はもちろん、味も香りも違う。そんな蜂からの贈り物をひとりでも多くの人に届けたい。『西澤さんの蜂蜜は味が違う』『西澤さんのじゃないと安心して食べられない』という声に励まされますね。」

自然が、蜂が、家族やスタッフが、みんなが共存し、支えあう蜂蜜作り。西澤さんは、よい蜜を求めて、今日も日本中を旅している。

西澤さんの国産純正ハチミツ

 

【国産 純正ハチミツ】みかん

価格: 2,200円(税込)

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人を幸せにする器を創る、練り込み技法 一ツ葉焼の物語

人を幸せにする器を創る、練り込み技法 一ツ葉焼の物語

陶芸家 : 北原不二雄さん
場所 : 宮崎県国富町深年

日本の陶芸家の約1%でしか作られていない独自の練り込み技法を使い、幸せと言う名の陶器を作る「北原さん」。
その独自の制法と、技術について伺ってきました。


一ツ葉焼とは~1%の匠の技~

 
一ツ葉焼きの技法「練り込み技法」とは、 約1200年前(中国・唐時代)に考案され数種類の粘土を組み合わせ、土の違いだけで模様を作りだす独自の技術を指す。非常に高度な技術を要する為、通常はしま模様・市松・渦巻きなどのシンプルな柄が代表的な模様となっている中、一ツ葉焼きの様に動物や花柄などの絵柄を創り出す技術は、非常に珍しく日本にいる陶芸家の約1%にしか作られない匠の技となってしまっている。

例えば、お皿の模様となる花。花びらになる粘土を一つ一つ細く伸ばして合わせていく。
さらに花びらと花弁になる芯のパーツを組み合わせていき、花びら全体を仕上げていく。
そして、いくつもの花びらが練り込まれる。
粘土自体に模様を作り、器などの形に仕上げていくその工程は、他の手法と比べると何倍もの根気のいる仕事だ。

目の前で花びらのパーツを作って見せてくれる北原さんに、どうしてこの方法で陶器を作り始めたのか尋ねると、「あまり作る人がいなかったから(笑)」とあっさりとにこやかに笑って答え、話を始めてくれた。

「16歳の頃に愛知県の瀬戸市に移り、陶芸の道に入った。もともと絵を描いたり芸術的なことが好きやったから、自然とやきものの道にね。」

幸せと言う名の陶器

 
昔の宮崎には焼物が無く空白地帯だったそうで、瀬戸で15年学んだ後宮崎に戻り、最初の窯元を開いたのは昭和53年の事だった。幸福を呼ぶ松の一つ葉の名前から『一ツ葉焼』と名づけ、宮崎に帰って約30年、その名に負けない作品を次々と発表し、その作品で多くの人達を笑顔にし、宮崎県知事賞や匠の表彰など数々の賞を受賞した。
何十年もの間、粘土を練り、動かしている北原さんの手。その手が巧みに、粘土を立体的に組み合わせ、花や動物を形作ってく。想いもしない模様が生まれてくるその手に釘付けになっていると、北原さんは言う。

器を手に取る人達に楽しんでもらいたい

 
「練り込みっていうのはね、手で作るっていうより頭で作っていくとですよね。頭の中で組み立て方が出来てないと手が動かない。だから、手を動かすより考えてる時間が多いんですよ・・・干支シリーズの牛を作り出す時にも、まずはじ~っと牛の写真を観察して、頭の中でどう粘土を組み立てていくか考える。パズルみたいにですね・・・考えすぎて、たまに夢にまで出てきて、夜眠れないときがありますよ(笑)」と笑って話す北原さん。

お仕事をされる上でストレスとか溜まらないんですか?という質問に、「それがね、ぼくは病気なんです。陶芸病ってやつです(笑)。 自分の好きな事だから。用事で外に出かけて行っても、帰った後は必ず20分でも30分でも土を触って眠る。」いつも笑顔の北原さんにとって、土は北原さんの一部なのかもしれない。「自分も楽しみたいし、一つ葉焼きの器を手に取るみなさんにも楽しんでもらいたい。それが僕のモットーです。」

次世代にも届けたい ~幸福の器と匠の技~

 
最後にこれからの目標を話してくれました。
「この練りこみ技法で作る陶芸家は、日本にいる陶芸家のうち約1%。昔からある技法やっちゃけど、ほとんどその作り方を世間に出していない。」
「継承が今まであまり無くて自分が苦労した部分もあったから。だからできるだけ、弟子や子供達にもこの技法を伝えて・広めていきたいです。このままだと、いずれ消えてしまうかもしれない技法だから・・・・やっぱりずっと残していきたい。」


そう語る北原さんの頭の中と手の中には、今日もまた、新しいパーツが組み立てられていく。
一つ一つ土と、器と話しながら、出来るだけ多くの人達に笑顔と幸せを届けるために。

北原さんの「一ツ葉焼」

 
 

【和陶器】一ツ葉焼き「オーガニック野菜の取り皿セット」

価格: 4,200円(税込)

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価格: 2,917円(税込)

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【和陶器】一ツ葉焼「手まり柄のお茶碗」

価格: 3,000円(税込)

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