オーガニックな野菜作りは子育てと同じ~オーガニック野菜 安心の物語~

オーガニックな野菜作りは子育てと同じ~オーガニック野菜安心の物語~

生産者 : 萩原さん
場所 : 宮崎県宮崎市高岡町

30年以上前から、有機オーガニック農法を始めた萩原さん一家。
みかん農家を辞め、オーガニック栽培を始めた理由と、自然と共存するオーガニック野菜にかける思いを教えていただきました。


自然のままに・・・子供を育てるように

 
緑豊かな山の中で、自然の力そのままに、エネルギーに満ちた野菜を作る家族がいます。 小道を登ると、そこは辺り一面、野菜畑、輝く太陽そして青い空。 野球場がいくつ作れるだろう・・・というほど、広い敷地には、20~30種類の野菜が四季折々に作られている。

有機野菜を作ろう・・・そう決めたのは

 
季節は6月始め。萩原農園の野菜たちは大地に力強く根を張り、空を目指して健やかに成長していた。
かぼちゃ畑ではつるとつるの間から、大きく実ったかぼちゃが顔をのぞかせ、オクラや茄子、ゴーヤがそれぞれにきれいな花を咲かせていた。
「この黄色いゴーヤの花、きれいでしょ?この花の付け根にゴーヤがなるとよ~。まだちっちゃいけどね!大きくなるまで、あと2週間くらいかな?」とわが子を見るようなまなざしで、ゴーヤを見つめる萩原さんの奥さま。

今から30年以上前に、有機農法で作っていこうと提案したのが、この奥様だ。それ以来、ご主人、息子さん夫婦、みんなで力を合わせて、野菜を作ってきた。
昔は、この辺り一帯、みかん農家ばかりだった。萩原さんも以前はみかん農家。現在は少子化で子供の数は少なくなったが、当時、近所にたくさんの子供がいた。しかし、なぜだか、体に障害を持った子が多かった。萩原さんの子供さんも例外ではなく、間接系の病気で「このままでは動けなくなるかもしれない。」
「食事を見直す必要がある。」と医者に言われた。それから、有機農法での野菜作りが始まった。

5・6年かけて土をつくる

 
「最初の頃はね、もう本当に、野菜のノウハウをまったく知らなくてね。野菜の種類さえもね!ほう周りに有機栽培をしているところが無かったからね、自分たちでやるしかない。土作りには、最低5・6年はかかるっちゃけど、始めは、土を分析して野菜を作っては、再び土を分析して、その連続やった。」

オーガニックな土でよいオーガニック野菜を作る

 
今では、おくら・かぼちゃ・ゴーヤ・さつまいも・大根・にんにくなど20~30種の野菜を栽培されている。「野菜によって土の好みが違うから、毎回、野菜を作る度に土の管理を徹底的にする。
それから大切なのは、土に含まれる成分の微妙なバランス。三大要素のちっ素・リン酸・カリウムそしてミネラルなどの微量要素が、バランスよく含まれているといい土が出来る。
石灰をまいて、土がなじみ、堆肥を入れて野菜の種をまくまで1ヶ月かかる。冬場は2ヶ月くらいかかるかな。」ふわふわっと素足で歩けるほどやわらかい土。

その土を作る自家製堆肥には、有機野菜を食べて育った牛や豚の堆肥、そして炭などが配合され、かすかに甘酒のような匂いがする。試行錯誤の末のオリジナル堆肥や一筋縄ではいかない野菜の栽培方法。長年の経験と知恵でここまで辿り着くまでに色んな困難があった。

美味しい野菜を子供達、そしてみんなのために

 
宮崎には、よく台風が接近し、災害を被ることがしばしばある。「かぼちゃが明日収穫だってときに、大きな台風が来て、畑が浸水して、かぼちゃが全滅したこともある。何十トンというかぼちゃを捨てたよ。自然災害やから仕方ないって割り切るしかないもんね。
それから、20年くらい前かな?週に1回のペースで台風がきたことがあって、大根を植えては台風、植えては台風で全然育たなくてね。

       サンサンと輝く太陽、新鮮な空気、きれいな水、ふかふかの土壌・・・。こんな好条件で自らが自然循環の一部となり、ストレスフリーに育った萩原農園の野菜たち。自然の恵みをいっぱい受け、じっくり、ゆっくり育てられたかぼちゃやゴーヤが、もうすぐ収穫を迎える。

萩原さんの有機JAS認定 オーガニック野菜

 
 

【有機JAS】オーガニック旬野菜セット

価格: 2,300円(税込)

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