クレヨンハウス放射能

< 食品の放射線問題について >   

福島の原発事故による放射能汚染への対応について

福島第一原子力発電所の事故により、広い地域が放射性物質で汚染されました。以来、みなさま からは、産地の状況や農産物など商品の安全性について、多くのお問い合わせをいただいています。できる限りノンケミカルなライフスタイルをのぞんでいるか らこそクレヨンハウスを選ばれてきたみなさまのご心配は当然です。
「有機の畑をひろげる」を目標にしたクレヨンハウスは、年2回、作付け会議をひらいて、全国の生産者と有機農産物の作付けをしてきました。作付けした責任 から、生産されたものはすべて買い取るのがルールです。まして福島原発の事故は、生産者に何の責任もありません。こんなときこそむしろ、生産者を応援する クレヨンハウスでなければなりません。
しかし、大人が食べればいい、というものでもありませんが、放射能の感受性は、胎児や乳幼児、子どもたちこそ強いのです。「食べさせてはならない」ので す。全生産物を精度の高い検査機関にだすと放射性物質測定結果がでるのに8日かかってしまいます。
放射能汚染については徐々に低減しつつある昨今の情報ですが、子どもたちのことを最大限に考慮した結果、関係各位のご協力を得て、クレヨンハウスで扱う野 菜については、以下のとおりにすることにしました。ご理解いただきますようお願い申し上げます。

●取扱い産地について

○販売しない対象地域および品目
関東圏は、埼玉、茨城、千葉、栃木、福島とする。品目は、3月11日以降に収穫された野菜と果物。3月11日以前の収穫物、施設内で生産されたきのこと卵は除外する。
○期間
6月から9月末日までを対応期間とする(10月から、作付けが新しくなるため)。それ以降については別途協議する。

① 店舗およびレストラン

下記5県に作付けしたものは、6月から9月の期間、産地指定をして代替の有機農産物を入荷する。(産地指定ができない場合、上記5県の野菜しか選択肢がない場合は欠品とする)
②オーガニックタウンの定期便<野菜会員>
6月20日発送分から9月末までは、野菜セットは上記5県以外の野菜でお届けする。
共通カタログ(yuki:kun)からお客様が選ばれたものは通常どおり受注対応する。
③オーガニックタウン通販
野菜セット、人参ジュースセット、じゃがいも、たまねぎ、人参セットは5県以外のもので組み立てる。

注:上記表現が、5県の有機農産物が放射能汚染しているかのように伝わらないよう祈念しています。現に、今日まで検査したものに、放射性物質(ヨウ素 131、セシウム134、セシウム137)の測定結果はすべて不検出の報告がでています。それだけに、このお知らせは慙愧にたえません。

●放射能の検査体制について

①ビオマーケット(流通センター)では、生産からお届けまでを一環したシステムとして考え、生産者・品目・圃場・栽培のしかたが特定された商品だけをお届けしております。

②食品衛生法の暫定基準値、また国及び都道府県の出荷制限等の判断に基づきお取り扱いの判断を行います。暫定基準を超えた商品はお届けしません。
③商品については、抜き打ちでサンプル試験を第3者機関に依頼して実施します。自主測定は、放射性物質(ヨウ素131、セシウム134・137)の種類を 特定でき、ガンマ線の検出効率が高い「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」か、「ゲルマニウム半導体検出器」を使用した機関に委託しておこないま す。
④今後おこなう検査結果についてはホームページ上ですべて公表します。
自主測定を実施し、放射性物質が厚労省の暫定規制値を超えた場合は、当該地域の作物のお届けを休止します。
⑤今後、不測の事態に対応するため、配送センターに一定レベルの放射線について即時に測定できる機器を設置し、お届け前に検査をおこなう体制構築を進めています。

>最新の検査結果はこちら

(流通センター、ビオマーケットのページになります)

今後も新たな結果が分かり次第、随時報告いたします。


株式会社 クレヨンハウス

(レストラン、野菜市場、デリカ、オーガニックタウン(通販・定期会員))

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