その理由は「野菜への愛情は、子育てのときに自分の子供にかけた愛情に似たものを感じるから。」そんな畑では、すべての作物が露地で栽培されています。ビニールハウス栽培では作り出せない、野菜本来の生命力や栄養分がたっぷりつまった旬の野菜を、消費者の方にお届けするために。。。
ビニールハウス栽培とは異なり、露地での栽培において大変なことといえば、夏の大雨や日照り、冬の霜被害。大雨が降ると種は流されたり、腐ってしまい、日照りが続けば水不足で芽が出てくれません。小雨が続くようなタイミングで種まきが出来ると良いのですが、そんなベストタイミングで種まきを行うのは、昨今の天候不順が続く気象状況ではきわめて困難なこと。

さまざまな困難を乗り越え、無事に発芽した作物の芽は有機肥料の栄養分をたっぷりと吸収しぐんぐん育って行きます。 そして、ここからも化学肥料や除草剤を使わない有機栽培ならではの作業は続きます。
それは、「手作業」での草取り作業。毎日のように草取りや虫取りを続けますが、数日たった頃には初めに作業したところからまた元気に草が生えてきます。気の遠くなる作業ですが、これをおろそかにするとおいしい野菜は育ちません。